[日記・コラム・つぶやき]
ノアの方舟に乗る方法
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ノアの方舟に乗る方法
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How to get on Noah's ark
聖書にノアの話が載っている。キリスト教徒でなくとも、誰でも知っている神話的記述である。「愚かな人類を滅ぼすために大洪水を起こすから、方舟を作ってそれに動物と家族を乗せよ」という神の啓示を受けたノアの話である。詳しく知りたい方は、聖書を読むか、こちらの映画を観られることをオススメする。
さて、ご存じだろうか?
方舟にはノアの家族(ノアと妻。息子3人とその妻たち)と、すべての動物のつがい(家畜は7種のみ)しか乗れなかったという。
さて、ここで考えてみたいのは神がノアに命じた真意である。セルフ・ブランディングの視点から考えて、この物語は何を物語っているのか?
例えば、自分が乳牛だと仮定してみよう。目を閉じて想像して欲しい。
ここはのどかな牧草地。大好物の草が繁茂している。100頭ほどの仲間とのんきにランチ中。牧場主はマヌケな顔をしたオッサンだ。毎朝、オヤジは家族総出でワタシたちの乳を搾る。ワタシたちのミルクはずいぶん評判が良いらしい。そりゃそうだわ。いつも健康的な生活してるもん。無農薬の牧草と美味しい空気。食っちゃ寝、食っちゃ寝の毎日。でも、あれだけはイヤね。体に焼き印を捺されるのは。いくら区別がつかないからって・・・。
どこにでもありそうな牧場、どこにでもいそうな牧場主。あなたの周りの環境がこんなだったら、あなたは何もする必要はない。ずっと、こんな平和な生活が続くのだ。
でも、もしあなたの飼い主が旧約聖書のノアだったら?
ノアは7種類の家畜しか方舟に乗せないと言っている。
あなたは100頭の群れのなかから選んでもらえるだろうか?
'brand'という言葉は「焼き印を捺す」という意味があるらしい。旧時代のブランド論では、あなたは他の乳牛との差別化をはかるだけで良かった。
しかし、これからのセルフ・ブランディングは、あなたは乳牛の仲間である時点で、すでに選んでもらえるチャンスを失っていると言える。
既存の「種」ではなく、まったく新しい「種」として、みずから'Reborn'(再生)する方が近道なのかも知れない。
差別化ではなく、個別化・独自化こそがこの講座の原則である!
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そうじゃな。よく似た商品、よく似たサービス、よく似た特徴の人物。もし自分が「あなた、誰それに似てますね?」と言われたら、それはこれからの時代、そんなに嬉しいことではないと思わねばならないな。「今まで一度も聞いたことがありません!」と相手を驚嘆させるようなセールスポイントがないと、ノアに選んでもらうことは無理じゃろうな。 ところで、増井君。きみ、「個独化」というテーマで、雑誌に連載を書いているそうじゃな? ここで宣伝したらどうかね? |
増井:
あっ、はい。会計事務所業界の専門誌にちょこっと書かせて頂いております。4/10前後に連載1回目(全4回)が出ます。そこに書いたテーマは、いずれこの講座でも取り上げようと考えています。ただそのまま再掲載するわけにはいきませんので、この講座用に論点を整理しなおして、発表するするつもりです。
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