歴史から学ぶ[プライベートブランド]の作り方

英雄・偉人のブランディング秘策

例えば、坂本龍馬のような事業家になれる方法?!


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 [日記・コラム・つぶやき]
 始皇帝の失敗
 模倣性・類似性を排したブランドづくり

A failure of The first emperor of China.
What is the branding that does not allow
the imitation and the similarity to invade?

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02905062 「項羽と劉邦」司馬遼太郎

[一番手の法則(2) -秦の始皇帝-] で述べたように、秦の始皇帝は為政者というカテゴリーの中に、「皇帝」という新たなカテゴリーを創り出すことによって細分化し皇帝ブランドを独占することに成功した。
韓・趙・魏・楚・燕・斉の六国を滅ぼして「王」という概念を廃止したわけだが、それは同時に、「この皇帝とかいう新しい地位を築いたオッサンを倒しさえすれば、オレが中国全土の統一者になれるわけか・・・」という気づきを野心家たちに与えることになってしまった。

新しいブランドを構築するということは、ブランド構築のアプローチや手法から学び取る知恵を他人に授けることにもなる。容易に真似されたり、覆されたりすることのない強固なブランドを築かなければならないということだ。

もっとも、ブランド構築のアイデア合戦を繰り広げることによって消費者はより良い商品・サービスをより安く得る事ができるという利点もあるにはある。しかし、類似概念の商品が乱立することは、「安い方が良い」という安直な考え方を助長し、世間に「価格主義」が蔓延するきっかけにもなる。戦後の日本がその好例であろう。斬新な切り口の商品・サービスが登場したかと思えば、翌月にはまったく同じビジュアルの類似商品が市場に現れる。気づけば、1年後には斬新さがまったく損なわれた“one colored”な世界がベターッと広がっている。違いは価格だけである。(文末のさかもと教授のコメント★を参照)

やはり、真似されることのない「完全個独なブランド」を築き上げたいものだ。

さて、秦の始皇帝はいまだに皇帝ブランドを独占してはいるが、皮肉なことに、その後の中国で常態化した革命思想(「この皇帝を倒せば次の王朝はオレが樹立できるということだなっ!」という考え方)の萌芽を生み出したと言える。

そして実際に、その通りになった。

始皇帝としての威光を見せるために行った巡幸の際に、後に彼の帝国を滅ぼす二人の野心家は始皇帝を見て、このように呟いたとされている。

 項羽 「彼取って代わるべきなり」
 このオッサンに取って代わってやるぜ!

 劉邦 「大丈夫、当に此の如くなるべきなり」
 やっぱし、おめえ、男はこげんならんといけんなぁ!

劉邦は項羽との争いに勝ち、秦帝国に代わる帝国・漢の初代皇帝となった。

それにしても、始皇帝といい、劉邦といい、彼らが創ったものは今でも中国を代表している。
「秦の始皇帝」の秦は“China”の語源だし、漢は漢字・漢民族と中国の代名詞である。

一番手もしくはそのカテゴリーの代表者であることがいかに後世に強い影響を与えるかだ。

「価格競争。それが商売というものだ!」と勘違いした商売人・起業家たちによってマネーゲームや価格競争が繰り広げられ、商道徳や価値主義が見失われ、心を打ち振るわせる本質が失われ、浮薄な金儲け論や唯物論が体勢を占めるようになる。その結果、商売が教える学問の尊さや親子関係のあり方などにも悪影響が出てくる。

いやすでに出てきているのじゃ! 手の施しようもないわい!!

鉄道事故も性犯罪もすべてその温床はセルフブランド力の低下であると言えるのぉ・・・。宗教家は信仰心の喪失であると言い、教育者は倫理の脆弱化であると言い、哲学家は思索の不足であると言う。それぞれ表現は違うが同じことを言っているのじゃよ。「自分は何者か?!」と自問自答する力が無いということじゃ。つまり、セルフブランドじゃな。

「セルフブランド」を「売れる商品の作り方・考え方」という風に定義してはならんぞ! 人としての根本のあり方、人生哲学への取り組み方と捉えて欲しいものじゃ!

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