はじめに(3)
英雄ブランディングの目的
[1:理論編]
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話は戻るが、私は寺子屋(家庭)で歴史を学んだ。歴史科を修得したのではなく、歴史意識を陶冶したと言うべきだろう。そんな我が家では自然と、「寺子屋」というキーワードが重要なポジションを占めていた。私が海外でホームステイを経験したときも、逆に我が家がホストファミリーになったときも、両親と私をつなぐキーワードとして「寺子屋」という言葉が頻出した。
だから、いま私が行っている活動のすべてに、この「寺子屋」という言葉が持つ文化・精神・効能が包含されている。
英雄ブランディングの目的もここにある。
元々、考古学者か歴史学者になりたかった私が、就職活動をし、サラリーマンになり、いまは会計システムを主なコンテンツにする企業グループに参画しているのは、ひとえに「寺子屋を作る」という目的を完遂するためである。
もちろん、まだ寺子屋ビジョンを明確に具体化できているわけではない。完全に画を描ききっているわけではない。それは、英雄ブランディングをはじめ、様々な活動を通して肉付けされていくだろう。また、ビジネスプランなど机上でできるものではない。現場経験を積み上げた感性、身体性が醸成されて織りなすものだ。
さて、「寺子屋、寺子屋」というが、どんなコンテンツを、どんなターゲットに、どんなコンテキストで届けるのか? それが問題である。
いまの私には、現代の子どもたちや親御さんたちにリーチするコンテンツも手段もない。教育の現場にいないし、子どももいない。
いま私が属しているのは、経営・会計・システム・マーケティングといったビジネス世界である。お客様は、経営者、もしくは経営者に準ずる立場の人。それを目指している人である。
とはいえ、いわゆる経営論はすでに先人がたくさんいる。オンリーワンになれる空席はないものか?
そこに、「歴史」というキーワードを投げ入れてみると途端に空席が浮かんで見えた。
そうやって生まれたのが「英雄ブランディング」である。
お分かり頂けただろうか?
寺子屋を作るというビジョン。そして現在のポジションから生まれた事業プラン。その一つが、英雄ブランディングである。
さて、くだんのクラスメート。
彼の言いぶんも分かるのである。
しかし、ビジネスに歴史は必須である。
そのことは実は様々な事象を通して証明されていることでもある。
知っている者だけが知っていて、知らない者は知らない。ただそれだけのことだ。
問題はそれをどうやって知るか、ということである。学校で教えてくれるわけがない。家庭でも、難しい。友人? 恋人? まさか!
ビジネスの現場で導き出されるマーケティング発想やアイデア。それを横軸とすれば、「歴史」は縦軸だ。
この軸が交差するポイントにおいて修得できる知性・感性・身体性。それを英雄ブランディングは提供したい。
このサイトの表題通り、坂本龍馬のような事業家になるための知性・感性・身体性を明らかにするのが、英雄ブランディングの目的である。
・・・と、そういう思考プロセスで、第1章のアウトラインを見ていただけば、この英雄ブランディングに期待すべき効果がお分かり頂けると思う。
(つづく)
次回は・・・
Ⅰ:憧れることの効用
●憧れると頭が良くなる
●憧れると心が美しくなる
●憧れると健康になる
1週間以内にお届けします。
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