歴史から学ぶ[プライベートブランド]の作り方

英雄・偉人のブランディング秘策

例えば、坂本龍馬のような事業家になれる方法?!


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増やすことよりも減らすこと。
人生の質を高める!
             [日記・コラム・つぶやき]

細々とメールマガジンを書いている。



最初は、お客様やお取引先、友人などの名刺リスト300人ほどに、無料のメール同報システムを使って手作業で送っていた。(それ以前は、ニュースレターを郵送していた)

徐々に読者が増えるに従って、発行作業を自動化したくなった。同報システムでは、時々、不具合で送信エラーになったり、何通も同じマガジンが送られたりして、クレームがあったからだ。無料ソフトだからソフト会社もメンテナンスに応じてくれなかった。有料版は月数万円かかったので、さすがに手が出なかった。その結果、「まぐまぐ」に登録することにしたのが、2年半前。それから、何人かのメルマガ発行者と相互紹介したりしたが、読者増加のみを狙った相互紹介は気持ちいいものではなく、相互紹介を依頼することも、受け付けることもやめた。今でも相互紹介したい発行者はわずか5人ほどだ。だから、ほとんど目立った告知活動をしていない。それでも、何とか読者が1000人を少し越えるほどになった。

最初から、「誰でも読める気軽なコンテンツ」は嫌だった。「誰でも読める」ということは、「誰でも書ける」ということになる。それで大成功しても、すぐ誰かに抜かれると思ったし、誰もが食い付くようなテーマを、元来、自分の能力として持っていない。自然、私の視点や考え方にアンテナが引っかかって下さるコアな読者の方だけが読んで下さるものになった。もちろん、その上で、いま以上の読者数になることを望んではいる。自分の考えを外に向かって発信する活動を続ける以上、“more”を求めるのは当然だ。

しかし、毎週毎週、読者数を確認する。増えたり減ったり・・・。その動きに一喜一憂することがどうも性に合わない。「性に合わない」とはおかしな表現だが、いわゆる、短期的にスピーディな成功を収める商才に欠けているのだろう。

むしろ、トコトンまで読んで下さる読者の方が一人でもいれば、その方と交誼を深め、「何か心が豊かになるような、ゆくゆくは社会全体が良くなるような活動をしませんか?」などと、プランを温めていく関係性を築くためのキッカケになりさえすれば良いという程度の気持ちで、メルマガを書いている。

だから、敢えて、普通のメルマガ発行者が考えないことを考えている。

つまり、「読者減少を狙う」ということだ。

「多いこと・速いこと」は、私の人生観に合っていない。

「あの人と、ゆっくり、骨太に」

個性的で独自的な関係性を着々と作り上げることを求めたい。

本物のブランド人とは、百年単位で社会を利する価値を創り出す人のことを指すと考えているからでもある。「気の長い話ができる人間」でないと、本物の価値など創り出せないだろうと信じているからでもある。

「この商品、当たるでぇ~。どや? いっちょ乗らんか?」などという話に、私はまったく食指が動かない。ビジネスマンとしては頼りないかも知れない。しかし、そういう話に長けた人は世の中にたくさんいる。それはその人たちにお任せする。私は、やはり人が考えないことを追求したい。坂本龍馬のように170年経った後世でも、「あいつはどんな生き方しよったんや?」と学びのネタになるような人生を送る秘訣を究めることのほうが、私にとっては面白いし、欲深い事柄なのだ。それを追求しさえすれば、金やモノで困ることなどないだろうから・・・。

そういう志を込めて、Vol(118)2005/09/20号にて、メルマガを再定義してみた。

結果は、思っていたとおり。

数十名の登録解除と、読者登録を継続して下さった方々からの熱いメッセージ。

今週はこんなお手紙まで頂戴した。

from_mr旅先で拾った紅葉を数枚、お手紙全体に散らしてある。「粋(イキ)な計らい」などといった分析的な表現で片づけられるものではない。こんな形でご紹介すること自体が、不謹慎に思えてしまうほどの感動・・・。心がホッコリ、ジュワ~と暖かくなった。その感動をありありと表現する能力がないことが恨めしく思う。

メルマガ発行を薦める人のほとんどが、情報発信の喜びを、「収益性」や「自己実現」という言葉でまとめてしまう。もちろん、そういうコンテンツもあって良いし、ターゲットや目的に応じて、コンテンツを作り分けることは戦略として必須だ。

しかし、「価値観を共有する」という横のつながりを忘れてはならないと思う。他人と志操がつながることほど、喜びの大きいものはない。この喜びを味わってしまうと、そう簡単にやめられるものではない。

先日、零細企業の社長を始めたある友人が、こんなことを言った。「創業時に掲げた目標が意外と速く達成してしまった。次に掲げるべき目標が見つからない。どうしたらいいだろう?」と・・・。

その時、返答に窮してしまって、「もっと何かあるやろう?! 熱くなるものが。無いかえ?」と冗談っぽく切り返してしまった。

今度会ったら、こう言ってやろうと思う。

「感動させろ! 感動しろ! それだけで動機が生まれるさ! それですべてが説明できるさ!」

「収益」や「自己実現」はあくまで一過性のものだ。時の流れや環境に左右される。スクラップアンドビルドが必要になる。しかし、「関係性を喜ぶ」という動機だけは、時間や環境に左右されない。つまり、時代を超えて社会に残っていくということだ。歴史上の英雄が英雄たり得る秘訣は、ここにあるのかも知れない。

増やすことも時には大切だが、減らして質を高めることのほうが、より情感的で、豊かな人生を謳歌できる。もちろん、質・量ともに揃えば言うことはない。でも、それは人間の計画外のことだろう。天に愛されているかどうかだ。(そのテーマは少し深すぎる)

「少ない」「遅い」ことを嘆くなかれ! 問題は、「質」だ!

歴史は、高品質な人生を送った人物を学べる場である。

社会を利する質の高い価値を遺(のこ)す!

「仕事」の定義はその一事に尽きると思う。

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