歴史から学ぶ[プライベートブランド]の作り方

英雄・偉人のブランディング秘策

例えば、坂本龍馬のような事業家になれる方法?!


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 大河ドラマ「功名が辻」から学ぶ
 誰でもできる内助の功のススメ
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(写真は、NHK高知放送局のサイトのものを拝借して表示しています)


 NHK大河ドラマ「功名が辻」では、侠(オトコ)として夫・山内一豊の株を上げようと内助の功を発揮する妻・千代の凛とした姿が描かれている。

 夫婦そろって見ている我が家でも、山内家を題材にして、夫婦のあり方がしばしばディスカッションされる。

 さて、山内一豊の出世物語は、「夫唱婦随。いや、婦唱夫随の物語だ」などと言われたりする。確かにその一面は色濃い。

 しかし、もっと注目すべきは「ブランディング」のことである。

 ブランディングの基本は家庭生活にある。

 自社商品が市場で認知されるかどうかという事については一所懸命でも、家庭に帰れば、「ただの夫、ただの父」であるという人が多い。

 仕事と私生活にON,OFFのスイッチ感覚を持っている人は、基本的には、マーケティング・ブランディングといった仕事に向いていない。

 妻に自分の夢や価値観を理解して貰えないようでは、ブランド構築の仕事をしているなどと胸を張ることはできない。

 わが子が他人から、「あなたのお父さんはどんな人?」と聞かれて、「う~ん。日曜日はいつも寝てる」などと答えている姿は誰でも想像したくないだろう。

 もし、現段階ですでにそうなっている「旦那さん」「お父さん」は要注意!

 いくら、あなたの職業と肩書きが評価を受けていようとも、「生身のあなた自身」を評価してくれている人はきわめて少ない。そういう人は定年後、とても寂しい人生を送らねばならない。

 さて、ブランディングという仕事への適性は、生まれてから今までの家庭生活における考え方の尺度や価値観で決まる。

 (1)親からまともな躾をしてもらっていない
 (2)自分の人生は自分だけのものと考えている
 (3)人生において何が大切かといった事を
   家庭生活から学んだという実体験がない
 (4)親が自分のことに関心を持ってくれなかった
 (5)親は自分の人生観を理解してくれていないし、
   自分も親のことを理解していない
 (6)以上のことを、親になった今の自分が繰り返している

 まず、こういう人はブランディングに向いていないし、携わるべきではない。というか、リーダーになってはいけない。

 すでにリーダーの立場にあるのなら、仕事を改革するより、親との関係、妻子との関係を見直すべきだ。家庭改革のほうがよほど大切であるし、仕事への影響も大きい。

 ご自身の努力によってこれらのハンディキャップを克服した人なら、ここに挙げた諸点がいかに大切かお分かり頂けるはずだ。

 さて、最近、セルフブランディングが喧しく言われるようになってきた。脳力開発ブームも相俟って、自分発見・自分表現に関するセミナーが各地で行われている。それはそれでとても素晴らしいことだが、セルフブランディングという大テーマを「家庭改革」抜きに論じても、対症療法(付け焼き刃)で終わってしまうという落とし穴に気づいている人は少ない。

 山内千代が夫・一豊をなぜあのように支えることができたか?

 千代が明るいから? 良妻賢母だから? 大名の妻になるような人は生まれついてそういう人格を持っているもの?

 もちろん、違う。

 答えは、単純。

 会話を怠らないから、だ。

 夫の「一国一城の主になる!」という志を聞いた彼女は、一豊を幼少期から養い育てた老臣たちから、山内家の由来や先代の人柄や実績などを教えて貰い、徹底的に頭に入れた(当時の人はみなそうだっただろう)。

 ドラマでも第5回あたりで、そういうシーンがある。

 「吉兵衛どの。山内家の家紋のお話を忘れて
 しまったので、また聞かせて下さいな」

 そうやって、千代は「成功者の家庭のあり方」を愚直に実践したのだ。

 内助の功を発揮できる人というのは、他人の喜びを自分の喜びと感じることができるという人格特性を持っているが、それとて先天的なものではない。自己教育の結果、身に付くのである。

 千代の偉いところは、「自分がさほど賢くはない」と知っていたこと。これは、ドラマでもよく描けている。

 千代は、小智恵の働くタイプではない。どちらかというと、愚鈍なほうである。全身全霊のまごころで物事を理解し、行動するタイプである。

 だから、「私は阿呆ですから、何度も何度も聞かないと理解できませぬ」と言って、老人(おとな)から話を聞き、物事の本質を見抜く目を養っていったのだ。(だから、夫の浮気などすぐ見抜ける)

 「うちのカカアはそんな殊勝なタイプじゃないな~」

と頭を掻いている男性諸氏に忠告!

 千代とて、夢も志も語れないサラリーマン武士のもとに嫁いでいたら、並の嫁にしかならなかっただろう。

 妻に「夫を支えたい」と思わせることができるかどうか。

 それは、我々男が夢を語れるかどうかであることは言うまでもない。

 環境が人を育てる。夫の志が女を妻にし母にしていく。

 母が家庭環境を作る。その家庭環境で子が育つ。

 家庭改革の基礎はこのサイクルを頭に叩き込むことだ。

 そして、このサイクルの最初の端緒を握っているのは、我々男なのだ。

 顧客に商品を売る前に、妻と子に夢を語れ!

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